アイチケットに入る直前は、システムエンジニアとしてフリーで働いていました。
金融機関のシステムに関する仕事だったので、まちがいなく動くようにすることを求められる。
そのために入念な準備をして、テストを繰り返して……。
仕事自体に大きな不満はなかったのですが、言われたことを黙々とこなす受け身の作業に、物足りなさを感じていたのも事実です。
そんなとき、弊社の吉井浩一社長から、「うちで働かないか」と、声をかけてもらったのです。
ちょうどアイチケットの診療予約システムの導入実績が1000 件を突破した頃。IT 技術を活用して、診療の待ち時間におけるストレスをなくすというサービスに、社会的な意義を感じました。
「こうした仕事なら、世の中の役に立てるんじゃないか。子どもにも自慢できる。」そう考えて、転職を決めたのです。
それが、期待したほどじゃなかったんですよ(笑)。
息子と娘が小学校低学年のとき、どちらかの具合が悪くなって、子どもたちを近所の病院に連れて行ったんです。
すると偶然その病院がアイチケットの診療予約システムを使ってくださっていた。
いい機会なので「ほら、あれがお父さんたちがつくってるやつだぞ」と、こそっと子どもたちに教えたんです。
そしたら、二人ともあまり関心なさそうに「へぇ~~」と言っただけ(笑)。
ちょっとがっかりしましたね。
でも、息子や娘に誇れる仕事だというのはありがたいです。
最初に取り組んだのは、当社の基幹である診療予約システム(現在の予約システムの前身)を改良する仕事でした。
実際に仕事をしてみて、カルチャーの違いをひしひしと感じましたね。いい意味で、ベンチャーだなあ、と。
というのも、大手のシステム開発会社では分業が進んでいて、設計をする人、プログラムのコードを書く人、できたものをチェックする人というように、仕事が細かく分かれています。
そのため、設計をする人はコードが書けなかったりするのですが、ここでは自分で何でもこなさなければいけない。
技術的なことはもちろん、管理的な業務も任されたので、最初は「えっ、そんなところも僕がやるの?」と戸惑いました。
でも、だからこそ、いろんなことが覚えられる。若い人にとっては得難い経験になると思います。
受託開発ではないので、自分たちがつくりたいと思ったものをつくれることも魅力です。
たとえば、アプリの使い勝手の改善や、ユーザー・インターフェイスの改良について、僕らのほうからアイデアを提案できる。
説得すべき上司も、社長を含め2、3人しかいませんし、受け容れてもらえる確率は高い。
自分の技術やアイデアが活かせる、エンジニアにとってやりがいのある職場だと思います。
とても働きやすい会社ではないでしょうか。
受託開発の会社だと、納期に間に合わせるためにどうしても残業が多くなりますが、弊社の場合は自社開発なので、その心配はありません。
社員には穏やかな人が多いので、職場の雰囲気もいいですよ。
家庭の事情によっては、週2日程度の在宅勤務も可能で、女性も無理なく活躍できます。
また、「アイチケット広場アプリ」に書き込まれたコメントを読めば、利用者の方々の反応もわかり、「お役に立っているんだな」と実感できる。
それがモチベーションにつながります。
と同時に、人の命や健康に関わるサービスだという責任の重さに身が引き締まりますね。
まだ具体的なことは決まっておらず、可能性を探っている段階ですが、弊社としてはぜひ実現したいと考えています。
ひとつは、弊社の診療予約システムとヒト型ロボットの連携です。
病院の待合い室にかわいいロボットがいると子どもたちが喜ぶし、場も和む。
「お待たせしてごめんね!〇番の方、診察室にどうぞ」と呼び出しをするとか、尋ねると順番や待ち時間を教えてくれるとか、役割はいろいろと考えられると思います。
さらに「AIを使った問診システム」との連携も検討しています。アプリで診察の予約を入れると、問診ツールが自動的に立ち上がる、といったイメージです。
希望すれば携わることができます。
今回募集するのは、大阪支店のシステム開発グループのリーダー職。後輩スタッフや協力会社の方々をまとめ、指示を出すポジションです。
ある程度システムエンジニアとしての経験を積んだ、20代半ばから30代の人を想定しています。
リーダーの経験がなくても、挑戦する気持ちがあれば問題ありません。
自分からどんどん調べて、勉強して、質問して……という自主性のある人がいいですね。
言い換えれば、プログラムを書くスキルが高く、プログラミングが好きな人。好きでないと、自分からは動けませんから。
また、与えられたパートのプログラミングをするだけではなく、システム全体を見渡して設計を考え、スケジュールを組むといった領域まで仕事を広げてほしい。
意欲ある人のご応募を待っています。